No.27
日本語学習者の統語的複合動詞の意味推測の正確さ -記述式の場合- - 谷内美智子(国際交流基金日本語試験センター)

要 旨
 本研究では文脈量、日本語習熟度、後項動詞の種類が統語的複合動詞の意味推測の正確さに与える影響を、記述式の解答形式を用いて検討した。後項動詞を日本語能力試験の語彙級と複合動詞の中での意味から三種類に分け、調査対象語のみの提示、単文もしくは複文内での提示のそれぞれで推測した意味を記述させた。その結果、(1)記述式では文脈量が多いほど正確に意味を推測できること、(2)日本語習熟度が高いほうが正確に意味を推測できること、(3)後項動詞のもととなっている単独動詞の知識をどの程度持っているかによって意味推測の正確さが変わること、の三点が明らかとなった。日本語習熟度と後項動詞の種類の影響は多肢選択式を扱った谷内(2012)と同じ傾向であった。しかし文脈量は多肢選択式では単文程度の文脈量の時に最も正確に意味を推測できていたことから(谷内 2012)、文脈量の影響は解答形式によって異なると考えられる。

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How Accurately Can Japanese Language Learners Infer the Meaning of Japanese Syntactic Compound Verbs on a Written Test? - YACHI, Michiko
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